ボランチって何するの?ゲームメイクの要であるその役割と必要なスキル、

「ボランチ」=ポルトガル語で「ハンドル」という意味。
このポジションは、MFの後方側の選手のことを指し、最近ではセンターバックの前にドンと構えるアンカーというポジションもメジャーになってきましたよね。

ボランチはGKやDFからのビルドアップを受け、攻撃陣に配給していく役割の他に、相手選手からボール奪取したり、サイドバックが上がった後のスペースを埋める動き、はたまたセンターバックの位置まで下がってきてビルドアップの役割を担ったりと大忙しなポジションでもあります。

この記事では、そんな「ボランチ」に必要なスキルやライバルに勝つために能力を紹介していきたいと思います。

ボランチに必要なスキル「ボールの受け方とパスの散らし方」

基本的にボランチのボールの受け方は「自分がプレッシャーなくゲームメイクできるように」動きます。

ということで必ずしも相手のゴールに向かっていくことは求められていないのです。

GKからセンターバックもしくはサイドバックにボールが出た瞬間、もしくはそのほんの数秒前にボランチは自分がフリーでもらえる場所に動きます。

センターバックだったらボランチにボールを預けたらディフェンスラインの確認(どこまでラインを上げるのかなど)をします。

もしボランチに激しいプレッシャーがかかっている時でもボランチがバックパスできるようなポジショニングをしています。

サイドバックはボランチに預けた後はリターンパスのために動き出すか、はたまたボランチが逆サイドに展開する時には中央に絞り気味のポジショニングに切り替えます。

このように、ビルドアップの部分から中心となって試合を組み立てて行くのが大きな仕事になります。

また、中盤から攻撃部分においても、FWが裏に抜け出す動きを見逃さず一気にタッチダウンパスやポストプレイヤーへのくさびのパス、サイドバックが上がった瞬間にタイミングを合わせてパスを出したり、攻撃的MFがハイプレッシャ―をかけられた時のフォローなどその仕事は多岐にわたります。

サッカーにおけるほとんどすべての場面において関与しなければならないポジションであると同時に、サイドのプレイヤーとは違い360°からプレッシャーを受けるポジションでもあるのです。

もしボランチが機能しなくなるとどうなるの?

サッカーの中継を観ていると「ボランチが潰されていますね」というようなコメントを聞いたことがあるかと思います。

これはチームの戦術にもよるのですが、ほぼ8割程度のチームはボランチの組み立てやゲームメイクが戦術の柱と考えているかと思います。
残りの2割程度のチームはディフェンスラインからのロングボールを多用して攻撃しようと考えていたり、強力なFWが揃っているので、ゲームメイクを必要とせず、鋭いプレッシャーでボールを奪った後にすぐにFWに当てるショートカウンターを軸にしているチームなどがあるかと思います。

そうなんです

ボランチを戦術の軸にしていないチームはとてもシンプルに戦っていると言えるのです。(正確にはチームの約束事はとても多いのですけどね)

逆にボランチを戦術の軸にしているチームはとても細かい戦い方ができるというメリットがあります

ボランチの判断で、前後半のチームとしてのペース配分から攻め方など様々な戦い方ができるのです。

もしそのボランチにマンマークが付いたり、相手チームがボランチを徹底的に潰すような決め事があったりしてゲームメイクができない場合、試合を組み立てて自分たち主導で試合を進めていくことが不可能になります。

パスの出しどころに迷い、プレスに引っかかり、余裕がなくなりミスをする。

ボランチがつぶされるだけでそんな悪循環に陥ってしまうのです。

ということは・・・

ボランチが潰されなければ常に自分たち主導で有利に試合を進めていくことができるとも言えますよね。

そう、ボランチが重要と言われるのは、そこが機能していれば「試合を優位に進めることができる」からなのです

他にもボランチに必要なスキルがある

ボランチに必要なビルドアップの能力であったりボールの受け方やパスの散らし方などの他にも、守備的な部分でボランチに必要な能力があります。

それは「リスクマネージメント能力

わかりやすいところだとサイドバックが攻撃に上がって空いたスペースをケアする動きでしょうか。

カウンターを受けた際に敵は必ずそのサイドバックが上がって空いたスペースを使ってきますよね。

そこに相手FWが流れてボールを受けるのですが、その時に優秀なボランチであればファーストディフェンダーになり攻撃を遅らせることができるのです。

あくまで「攻撃を遅らせる」ことが優先なので、無理に奪いに行ってかわされるということはあってはいけません。



他にもダブルボランチの際に相棒のボランチが攻撃参加した後のケアであったり、DFにけが人が出た際に代わりにそのポジションに下がったり、攻撃に意識がいき過ぎているプレイヤーに守備の意識を高めるように声掛けをしたり、連動してプレスができる様にサイドバックやサイドのMFと意思疎通を図ったりと、目まぐるしく変化していく試合状況の中ですべてのリスクをマネージメントしていくことが必要になってくるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ボランチというポジションがとても重要で、難しいということがわかりましたよね。

サッカーの試合観戦をしているとどうしてもバイタルエリアやエリア内の攻防に目がいきがちなのですが、ボランチの動きに注目して観戦してみるのも楽しいと思いますよ。

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