サッカー日本代表「新時代」の幕開け?代表を引っ張っていくのは誰だ!

2017年8月31日に行われたFIFAワールドカップアジア最終予選「日本VSオーストラリア」戦は2-0で日本代表が完勝した。

様々なメディアで言われているようにサッカー日本代表の時代が変わるような試合となった。

得点を決めたのは22歳の浅野選手と21歳の井手口選手と新時代を象徴するような得点者の顔ぶれとなった。

特に井手口陽介選手は2点目のゴールもさることながら中盤でのボール奪取に衰えない持久力、そしてベテランかと思うほどの落ち着きでこの試合の主役を演じました。

どことなく顔の作りや雰囲気があの「中田英寿」選手に似ていることで「サッカー日本代表の新時代を象徴する選手」として今後ますます注目されていく選手になっていくことは間違いないでしょう。


しかし、なぜか自分にはこの「新時代」に違和感を感じたのです

今までサッカー日本代表を引っ張ってきた本田圭佑選手と香川真司選手が共にベンチで見つめたこの試合。
「世代交代」「新時代」と呼ぶにふさわしいこのオーストラリア戦でなぜ違和感を感じたのか。

この記事ではその違和感を少しずつ解明していきたいと思います。

日本が世界と戦える唯一の戦術「ハイプレス&ショートカウンター」

2010年南アフリカワールドカップで日本代表は見事ベスト16に勝ち進んだ。
フォーメーションは4-1-4-1。

阿部勇樹選手をアンカーに置き、守備を安定させる事に重点が置かれた。

「中村俊輔」という絶対的な司令塔をスタメンから外し、松井大輔選手や大久保義人選手、長谷部誠選手らがしっかりと連動したプレスをかけ、奪ったボールをワントップ起用されていた本田圭佑選手に預ける。

ボールキープ力の優れた本田選手がポストになり一瞬でも時間を作ることで松井選手や大久保選手とショートカウンターで相手ゴールを脅かす。

この大会は松井選手と大久保選手がサイドバックの位置まで下がって守備をしたり、カウンターで相手チームのバイタルエリアに入り込んだりととてつもない運動量だったなーと感じました。

そして先日の対オーストラリア戦。

フォーメーションは4-1-4-1。

この日スタメン起用された乾貴士選手と浅野拓磨選手。

中盤で抜擢された井手口選手とボール奪取能力の高い山口蛍選手。

そしてアンカーに長谷部誠選手。

ワントップにはボールを収められる大迫勇也選手。

「フォーメーション、守備力とプレスのできる選手の起用、ボールを収められるワントップ・・・」

完全に南アフリカワールドカップに酷似していますよね・・・。

日本代表と五分もしくはそれ以上に強い相手と戦う時にこの戦い方ができるのはもう知っているのです。

日本人の勤勉さ、持久力、スピード。

「ワントップで収められる選手がいれば」という条件付きではありますが、この戦い方が日本サッカーで一番勝率が高いはずという考えは今まで日本代表のサッカーを見てきている人であればわかっているのです。

そう、「新時代の幕開け」という言葉に違和感を覚えた要因の一つがこの「戦術」です。

新しくもないんです。
この戦い方が通用するのは知っているんです。
日本代表がワールドカップで上位進出する確率が一番高い戦い方なのも知っているんです。

しかし

サッカーファンが期待しているのは、日本人のもう一つの特徴である「技術を生かしたパスサッカー」なのです。



日本が輩出してきた数々の優秀なMF。

名波浩、中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、遠藤保仁、本田圭佑、香川真司。

偉大な先人達はヨーロッパや南米、アフリカ勢と対等以上に戦うそんな「自分たちがゲームを支配するパスサッカー」を目指して奮闘してきたはずです。

南アフリカワールドカップではその「パスサッカー」を大会直前で捨て、「守備的なサッカー」に切り替えてしまったのです。

このオーストラリア戦では南アフリカの時まで守備的ではありませんでしたが、ワールドカップ本大会ともなれば更に強い相手となるのでもっと守備的になるのは「必然」と言えます。

井手口陽介選手が新しい時代の象徴になるのか

このオーストラリア戦で一躍時の人となった井手口選手。

ガンバ大阪では宇佐美貴史選手以来の飛び級でのトップ昇格を果たし、遠藤保仁選手、今野泰幸選手、明神智和選手や小椋祥平選手などの優秀な選手が多い群雄割拠のポジションで少しずつ頭角を現してきた。

雰囲気もかつての中田英寿にどことなく似ていて、若いのにプレーも落ち着いている。
ドリブルもパスも上手く、オーストラリア戦で魅せたようなミドルシュートもJリーグで何度も披露している。

何より「21歳」という年齢が「新時代」を象徴するのにピッタリだ。

そんな井手口選手の噂話記事井手口陽介選手の噂話を検証!移籍、結婚、タトゥー、中田に似てる? もぜひチェック!

南アフリカワールドカップ後に行われたキリンチャレンジカップ2010で日本代表がパラグアイ代表と戦った際に中村健剛選手からの縦パスを絶妙なトラップからのシュートで香川真司選手が得点を決めたシーンがあった。

その時の香川選手も21歳。

あのシュートが決まった瞬間「あ、新しい時代の扉が開いた」と思ったのはわたくしだけではないはずです。

残念ながらその新しい時代は日本代表としては大きな成果を上げたとは言えませんが、香川真司選手個人としてはヨーロッパ最高峰での活躍し続けていますし、やはり時代を象徴とするような雰囲気を醸し出しています。とにかく人気も凄いですしね。

そう!

少しだけ物足りないんです。

井手口選手はおそらくこのまま代表の顔の一人に成長して活躍していくでしょう。

しかし、「新時代を象徴する選手」かというともう少し何かが足りない気がするのです。

何が足りないとはうまく説明できないんですけどねww

もしかしたら、フットボール自体が「一人の力では勝てない」時代になったように、井手口選手に続く日本代表の看板選手がもう二人ぐらい現れた時に、「あー新しい時代が来たなー」と感じるようになるのかもしれません。

かつてイタリアの王様バッジョから主役を奪ったデルピエロのような「新時代の始まり」は中々見れるものではありませんよね。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

無事にワールドカップ出場を決めたサッカー日本代表。
堅守速攻の戦術を突き詰めるのか、はたまた相手によって戦術やメンバーを替えるカメレオンサッカーをするのか。

最後はサッカー界でよく聞くこの語尾をつけてこの記事を終わりにしたいと思います。

誰がこれからの日本サッカー界を引っ張っていくのか、「見てみようじゃないか」

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